2015年06月01日

彼の説によると

『不思議の国のアリス』の世界は、
ピクニックに出かけ、兎の穴に落ちるところからはじまり、
木の下で眼を覚ますところまで心跳率
常識世界から離れた不思議の国での出来事を綴った物語。
この物語の作者ルイス・キャロルは、大学で数学を教える数学者。
作家のG・K チェスタートンは雪纖瘦
ルイスが、生真面目で常識的な大学教授だったと証言している。
彼には、『鏡の国のアリス』のほか、
数多くの数学の著書もある。
生真面目で常識的な面と固定観念を打ち破るような不思議の国との二面性が、
彼によい効果をもたらしたともいわれている。

常識と言えば、
さきごろのニュースに
「アマチュアボクシング協会(AIBA)は、
6月1日から男子のボクシング試合でヘッドギアの着用が認められなくなる」
と出ていた。
これまで、脳外傷などから頭を守るためにアマチュアボクシングでは、
ヘッドギアを着けてきた。
それが、アマチュアボクシングとして、常識的な対応とされてきた。
ところが、
委員の一人でもありリングサイドの医師でもある
チャールズ・バトラー氏からの提言で、
ヘッドギアが廃されるようだ。
彼の説によると、ヘッドギアを着けることにより、
かえって脳外傷の危険性が高まっているという。
選手は頭が保護されていると感じたり、
頭という目標物が大きくなるために
必要以上に頭を意識した攻撃を行なったりする傾向があるという。
また、ヘッドギアによって左右の一部、
視界が遮られることにより、
頭へのパンチを避(よ)けることが出来ないなどのマイナス要因があり、
これまでのデータから考察しても、
非着用の方が安全という結論に達したようだ。
時には、
常識的な固定観念となっているものから解き放ってみるのもいい。



Posted by amizhu at 18:30│Comments(0)
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
彼の説によると
    コメント(0)