論ずることをせずに採決

amizhu

2015年05月26日 11:28

愚かな人のことを称して「アンポンタン」ということがある。
この語源は、諸説渦巻いている。

一つは、「阿呆」のことを子供用語で「アッポ」と言い、
人をあらわす「タン」をつけて中環通渠
「アンポンタン」呼ぶようになった説。

また、江戸市中に出回ったカサゴの一種の名前を「アンポンタン」と呼び、
その魚が、大きい割には、おいしくないということで、
「ウドの大木」と同様に意味で使われるようになったなどがある。
語源からいうと、今ひとつ説得力がない香港仔通渠

そこで、もう一つあるのが中国語説佐敦通渠
愚かな人を意味する中国語に「王八蛋」というのがある。
この発音が、「アンポンタン」の音に似ているところから、
聞き取った日本人がそのようにいうようになった説がある。


そう言えば、大きな予算を使いつつ、
日本の政治は、「ウドの大木」のような、
「決められない政治」と世界から言われたりする。

今、抱えている問題に対する議論をしたり、
どのような未来を描いていくかの争点を明確にして
質疑をするとかの姿勢も見えてこない。
そして、
論ずることをせずに採決。

我々が、ここ数年見せつけられてきたものは、
このワンパターン。
離反した行動をとっていると非難される人物も
手法は、ワンパターン。
議論は、沸き起こらない。
何も変わらない。
「アンポンタン」ばかり。

語源とされる中国語の『王八蛋』、
じっくり見ると、ワンパターンと読める。

おっ?
「アンポンタン」は、ワンパターン!

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